| | ちょっとみてください... -絵画のみかた- | 著: | ロバート・カミング | 訳: | 高階秀爾 | 仕様: | 24×25判 60頁 | 定価: | ¥2,100(本体 ¥2,000) | | | 内容: | 豊富で多様な色彩図版を材料として、著者はほとんど専門語を使わずに、絵画の持つ種々の技法とその歴史的展開を示し、絵画の表現の特質とその鑑賞の方法を明らかにしている。子どものみならず、絵を知りたいすべての人にとってのすぐれた入門書である。(毎日新聞・評) 「ちょっと みてください...-絵画のみかた-」は、絵についての本です。本書は、大人にも子供にも読んで楽しむことが出来る「美術入門書」です。 この本は、絵および絵を描くことについての本です。この中で著者のロバート・カミングは、芸術家たちがいったいどうやって絵を描くのか、また自分たちのものの見方をわれわれに伝えるにはどういうやり方をしているのか、そのさまざまの多くの例を見せてわかりやすく説明してくれます。 それは、絵を見るにはどうしたら良いか、多くの画家たちのやり方がどういう点で似ており、どういう点で違っているかを、わかり易く、面白くおしえてくれます。 この本のなかで語られていることは、ほとんどすべての絵のなかにふくまれています。したがって、ただ文章を読むだけでなく、絵を充分注意して見る必要が有ります。途中で、いくつも質問が出てきます。やさしい質問もあればむずかしい質問もありますが、それに対する答は、ほとんどすべて絵のなかに有ります。答を得るためには、ただ絵をよく見ればよいのです。 ロバート・カミングは、60点ほどの色彩図版を選んで、ブリューゲルやレオナルド・ダ・ビンチや、ホガースや、モンドリアーニや、ピカソや、マティスや、その他の画家たちが、色や光やそのほかさまざまな技法を用いて巧みに効果をあげていることを、具体的に説明しています。 その説明は、実例に基づいた明快なものなので、読者は、その実例以外にもっとほかの美術作品についても、興味を抱くようになるに違いありません。それに説明を別にして、ただ本書に収められた絵画だけを眺めているだけでも、とても楽しい本です。 | | |